英語:ネイティブスピーカーには絶対になれない
英語を勉強している人はかなりたくさんいると思うのですが、いきなりがっかりするようなことを書くのですが、日本人が勉強してネイティブスピーカーになるというのは、ほぼ無理ですよね。
アメリカやイギリスに幼少のころから中学高校まで行った人ならほとんどネイティブといえる英語スピーカーになれるけれど、イギリスに大学留学しただけとか、アメリカに4年ほど現地の小学校に通っていたとか、それだけでは、完全なネイティブスピーカーになれませんよね。
もちろんそのような人たちは、ある程度の英語はできるので、普通の日本人からしたら相当英語のできる人だと思うのですが、それでも真の英語のネイティブスピーカーとは言えませんよね。
私自身も英語については、一般的にいえば、できる方だと思います。英検1級ですし、TOEICもほぼ満点に近い985点、アメリカの大学院にも留学して、欧米企業にて働いて、ほぼ毎日英語で話しています。
それでも、自分が英語のネイティブスピーカーだと思ったことは一度もありません。
ネイティブスピーカーというのは、相当高いの英語レベルだと思っています。
通常のビジネスでの内容以外にも、ジョーク、文化、ことわざ、言い回し、言葉のニュアンス、など含め、相当の深さでわかっていないと到達できない領域だと感じています。
なので、書店に行くと「ネイティブになれる」、とかタイトルの書籍が多いですが、そんなことは絶対にないと思います。むしろそういう考え方が、英語の学習の妨げになっているのではないかなとさえ思います。
ネイティブスピーカーに、我々はなれないし、そもそもネイティブスピーカーになる必要もないのです。
もちろんネイティブのように話したいなという気持ちは大事ですし、そこにあこがれて勉強するのはいいと思いますが、最終的にはネイティブスピーカーにはなれないと思っています。そして、ビジネスの世界で認められるレベルの英語をマスターするということは、ネイティブスピーカーになるということではないのです。
この考え方の転換は、ビジネスで英語を学んでいくうえで一番大事なポイントです。
ビジネス英語を勉強していくうえで、上るべき山はどこなのか?
自分がどのレベルを目指していくべきなのかをはっきりさせることが、勉強してスキルを高めていくときに、まず大事なことになります。
<ポイント>
ネイティブスピーカーには、絶対なれない。
ネイティブスピーカーに、そもそもなる必要もない。
グローバルブランド関連の講演に対する学生達から来た質問。
外資で一定のポジションまで行くと感じること
リーダーシップ研修
リーダーシップ研修なるものを受けた。1週間がロールプレイとシミュレーション。その翌週がコーチングとフィードバック。それを3セット繰り返す。
最初の週のロールプレイは、クライアントとの電話。2週目は、部下との会話。3週目は、社長との電話。主に、マネジメントとリーダーシップとは、クライアントと、チームと、ビジネスをマネージすることだということを学んだ。
よく俗に言うプロ経営者という話もあるけれど、そういうだけの裏にあるスキルというものがあるんだなということも学んだ。欧米スタイルのマネジメントスキルというものについて、シンプルではあるのだが、大事なスキルがそこにはあると思う。日本の企業で働き続けていたら、こういうことを学べたかな?欧米の企業が提供する、アメリカ人による研修というのも、グローバルスタンダード的なスキルを学べたという意味では良かったはず。特に何かがめちゃ新しかったかというと、そうでもないんだけれど、自分のやってきたことも、なかなかあっていたんじゃないかなと、そんな気もした。こういう研修も生かして、もう少しやっていかないとね。。
本気で欧米市場も含めたグローバル化か?
いま世間はイギリスのEU離脱問題で大騒ぎですが、これからの時代はこういった問題が世界中で増え続けていきそう。グローバル化を進める動きと、それに対してローカル文化を守りたいという動き。
経済原論的には、自由貿易にしたほうが全体の効用が高いのは理論的に言えばわかってるのだけれど、実際の世の中では移民が入ってきたり、昔ながらの自国の良さが失われて心がなんか落ち着かない。理論で割り切れるようなそういう簡単な問題でもない。
ビジネス界では、グローバル化はもはや当然進むべき道。日本企業の各社ともそこに向けて邁進している。友人を見ていても海外の企業を買収しに海外出張したり、海外市場(多くがアジアに限られるけど)で奮闘したり。ジョイントベンチャー先のアメリカ企業のエグゼクティブ研修やグローバル会議に参加してグローバルプレーヤーの一員になったような気持ちでいる。
でも、多くの場合、ゴールはどこなんだろうって思うことが多い。何となくそういう気分を味わいながら、アジアを中心にやれれば良いのか。それとも本気で世界で戦うのか。その2つのゴール設定は全然違う戦略だし、取り組み方も変わってくるんだと思う。
グローバル化が日本企業にとって避けることのできない命題にようやくなったステージが今だとしたら、次のステージは、本気で欧米も含めた全世界でメインプレーヤーとしてやるのか、アジア中心で良いのかを真剣に突きつけられる時代かもしれない。もちろん一歩先にそのようなチャレンジをしている会社も多いけれど、多くはまさにこれからなのではないかな。
ここからの5年が面白いと思う。
世界視点で日本を考えると面白い。
手短に。
この調査が面白かった。
日本人のニュースメディア接触、先進国の中で際立つ特異性、ロイター調査が浮き彫りに
http://zen.seesaa.net/s/article/439047519.html
日本は、ヤフーがかなりの集中度でみんなのホームページになってる。そして、読むニュースは、世界一軟派なニュースを好む率が高い。しかも受け身な面もある。
こういった世界比較は、調査のされ方とか、調査票の翻訳のされ方とか色々と気になるところもあるが、この結果はなんとなく納得できる。そして、考えさせられる。
これが、ニュースメディアだけの問題なのか、ストレスの高い社会全体の問題なのか、はたまた隠れた何かの発見があるのか。世界比較をしてみて日本を考えるというのは、無茶無茶面白いと思う。
2016年上半期振り返り。
前回書いてからもう3ヶ月以上経っているのかなりの驚き。というか、衝撃。もう6月も半ば。この3ヶ月で学んだことは、いろいろあった気がするが。。書き留めておかないと忘れる。
・世界の頂点会議で感じた。
グローバル企業のマーケティングプランニングの世界中からのトップ中のトップが集まる会議に出て、世界の広さと狭さを感じた。ドラゴンボールじゃないけど、すごい実力のある奴を見るとなかなかワクワクする。世界市場のネットワークで戦うというのは、戦場も広いしある意味刺激的だと思った。そして、別に絶対に自分には手の届かないものでもないとも思った。広いようで狭い。広くしちゃうのも、狭くしちゃうのも、自分次第。
・非常勤講師はじめる。
大学のMBAで、ブランド戦略について講義するようになった。自分がEMBAとかやりたいなと考えていたのに、むしろ教える方になっていた。でも、日本の社会人を含めて学生に教えるという経験はなかなか興味深くてやりがいもある。自分自身も体系的に棚卸することができて、クリアになったことが多い。ブランド戦略は、これからの時代、改めてすごく重要になってくると思う。そのエッセンスと心構えを学生に伝えられるか、ビジネス界で生きていく中で、1つの考えとして知識ではなく、知性として身につけられるか、それが問われてる気がして一生懸命教えている。
・押すということ。
いろんな欧米人の優秀な奴を見てて、1つ感じるのは、押しの強さ。ここだと判断した時、必要と思った時の、瞬発力と押しの強さ。ビジネスに勝つために、譲らない強さ、信念みたいなことをずっと感じてきて、今年はビジネスにみんなで勝とうと思ってできる限りのことを、絶対にやる、迷ったらやる、できる限りを全部やる、ということをやっている。こういうマインドだと、意外とうまくいく、そんなことも感じている。
・自分がどこまで行きたいか。
これは、個人的な大きな問題。今後の自分のキャリアについて、自分がどこまで行きたいのか、それによってキャリアも変わってくる。どこを目指すのか、それによって、覚悟も努力も準備も、何から何まで変わってくる。果たして、どこで、何を、どこまでやってみたいのか。大きなゴールみたいなものを、自分なりに考えないとなぁ、と思ったりもする今日この頃。コーチングが必要なのかなぁ。
・リーダーシップ研修を受けて。
そんな中で、会社のグローバル本社が提供してる個人指導のリーダーシップ研修を受けている。ロールプレイとコーチングを毎週続ける6週間くらいの欧米の研修プログラムだ。そこでわかったのは、リーダーシップに大事なのは、ビジネスマネジメント、クライアントマネジメント、チームマネジメントの3つ。この3つをバランスよく身につけて、グローバルな企業でも評価されるマネージャーとしてのスキルは身に付けたいと思う。
転職した時には、アンエクスペクテッドを大事にした。自分が想像もしなかった自分になる。今年の年末にはまた自分が想像もしなかったことを経験することを通じて、想像もしなかった自分になっていたいと思う。