世界一流の企業になるなら、世界一流の人材から。

ソフトバンクグループが2014年9月にグーグルから引き抜いたニケシュ・アローラ副社長に対し、約165億円の報酬を支払ったとか、トヨタ自動車は、先に麻薬取締法違反容疑で逮捕されたジュリー・ハンプ常務役員の辞表を受理したとか、外国人役員の話が最近多い。

そんな中、考えてみれば、自分の上司も会社の役員だし、イギリス人である。ダイバーシティということが、大事だとか言われているけど、本当に真のダイバーシティのある職場なんか、日本ではまだまだ一部かもしれない。僕が前に働いていた日本企業は、少し中国人が入ってきたなというくらいで、真のダイバーシティからは、程遠い状態だった。

いま、上司のイギリス人の動きを身近で見ていて思うのは、やはり、世界の一流までのし上がった人にはそれなりの理由があるなと、何をしていてもそれを直接間接にでも感じることが多い。

世界一流の会社になると言っている企業はたくさんあると思うが、やはり、真の世界一流の人材が世界から集まっていないと、なかなかそれも厳しいのではないかなと、最近すごく感じたことである。
そういう人材と働きながら、部下たちが感じて成長するその影響力というのは、計り知れないと痛感した。

日本人同士、同じ会社の新卒入社の仲間同士も居心地が良くて楽しいけれど、ダイバーシティからくる真の多様性を会社に作って、真のグローバル社会で勝ち抜こうと思うと、それではいけないのではないかなと、最近その辺りが本当によくわかってきた気がする。