日本人は、細かい表面的なことが気になる?

仕事で打ち合わせをしていて、「日本の人は調査対象者は、ディテールには入りがち。アメリカ人の調査対象者のようにアイディアについて話しあうとか、そういうのができない。」ということになった。
中国でもこういうことがあったし、それはアジア人特有のことなのか?そして、これは、調査対象者に限ったことではなくて、一般的に仕事をしていても、アメリカ人は、本質やアイディアのレベルで話しているのに、日本人がエクセキューション、ディテールなどについて話してしまう傾向があると思う。
サイモンシネックのゴールデンサークル理論で言えば、アメリカ人は真ん中のWHYを考えているのに、日本人は一番外側のWHATを考えてしまう。WHATは、目に見えるものだし、確かなことだから、話しやすいから。WHYは、本質の議論だから、目にも見えないし、理想や、理念を語らないとならないから、話しにくいのかもしれない。
日本で仕事をしていても、瑣末な議論、木を見て森を見ず、とか、言うくらいだから、本質の議論をしたほうがいいとは思っているのだろうが、気付かずに話しやすい表面的な議論に陥っている場合が多いんだと思う。
細部に神が宿るとか、日本人の細かいところのツメがすごいとか、いいところもたくさんあるけど、それは、それを真に突き詰めた人たちの話で、それを突き詰めていくと究極的には結果として本質に行き当たるのだと思う。でも、それは私たちのような普通の日本人にはなかなか難しいのかもしれないなぁ。